司法書士あさ事務所のブログ

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民事信託検定

昨年、開業したばかりの時

「どうせ暇だろうから

勉強でもしようかなぁ…」

そんな気持ちで申し込みをした

民事信託検定

 

民事信託とは

とてもざっくり言いますと

”将来の自分の生活や財産について

いろいろ相談して予め決めておきたいなぁ…

そんな思いを実現するために

家族などの協力を得て

きちんと形にしておこう”

そんな思いを実現するための一つの手段です。

 

これで仕事の幅を増やそうというより

自分の仕事に関連する知識を増やす事で

柔軟な考え方が身に付くといいなぁ

と、軽い社会勉強の気持ちでした

 

緩い気持ちで足を踏み入れたものの

事前課題や講義をこなすのが大変で

振り返ってみると

(仕事量に余裕があって)

時間があったからこなせたなぁと

 

司法書士受験時代

精神的に追い込まれていて

とてもしんどかったので

(それだけ受からなかったのですが)

「もう2度と試験勉強なんかしたくない…」

 そう思ったのに、また

トラウマのお勉強(試験)に手を出してしまい

懲りない自分にガックリしていたのですが

 

先日

(どうにか)合格しましたよ」

メールが届きました

 

私のお仕事の中に

ひと様の身上監護と財産管理をサポートする

”成年後見業務”があります

 

年を重ねていくと誰でも必ず

誰かのサポートが必要な場面が出てきます

 

誰かのサポートが必要…

それは

生まれたときからずっとですよね…

私は今までもずっと

周りにたくさん助けられて支えながら

どうにか生きています

 

以前、私がサポートしている方が

「皆に迷惑かけてばかりで、悪いよね」

と悲しそうに仰っていた時がありました

 

後見人は、施設や銀行などの第三者に対して

「私は責任を持ってこの方をサポートしている人間です。

ご本人のために必要な取引(契約)をしてください。」

と、代わりに動いているだけです

迷惑なことは、少しもないです

 

でも

”誰かに迷惑をかけているのでは…?”

と思うと、悲しい気持ちになるのは

とても、とてもわかります

 

民事信託は

”将来の自分を考える事が出来る”という

今、心に抱えている将来の不安を

整理する事にも役に立つとよいなと

思います


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自分の学んだ事が

ご相談者様の不安や悩みを和らげる

ヒントになるように

活かしていきたいと思います